日本で三番目に小さな市、狛江のヒーロー「多摩川戦隊コマレンジャー」のページです

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ヒーローを作ろう

ローカルヒーローの効能
ヒーロー作りに欠かせないもの

コマレンジャーの誕生まで
コマレンジャーの成長過程

ローカルヒーローの効能

ある人が、先祖代々狛江に暮らしている人から「狛江に住んで何年ですか?」と聞かれ、「30年になります」と答えたら「それなら、もう立派な狛江市民ですね」と言われて、ビックリ仰天したそうだ。
訊ねた方は、親しみを込めたつもりでも「私は越してきた日から、狛江市民だと思っていたのに…」と疎外感を抱いたそうである。
しかし、言葉は悪いが「先住民」と「よそ者」意識は、どこへ行ってもあるものだ。
他にも、職業、性別、年齢、所属する組織や役職など、人格以前の先入観で人を語る事は少なくない。
狛江のように狭い地域(日本で3番目に小さい市)の場合は、名字だけでひとくくりにされてしまう場合さえある。人は、人にラベルを貼りたがるのだ。

さて、これを前提に、あなたが人通りの少ない駅前で、慣れないチラシ配りをしている事を想像して欲しい。チラシの内容は、男の料理教室のサークル案内。
あ、向こうからターゲットにぴったりの男性が歩いて来たぞ。
でも、近くに来たら、仏頂面で世の中すべてに不満がある顔つきだ。
受け取ってくれるだろうか? うるさがられるかも? 料理なんてやりそうもないから止めよう、でもこんな事してたらノルマがこなせない… あなたの頭をいろいろな思いが駆け巡る。ダメで元々、渡してみよう!と思って、おずおずチラシを差し出す。無理矢理作った笑顔は引きつっていたに違いない。何を隠そう、これは私の体験談なのだ。

ある時、頼まれてコマレンジャーが駅前でチラシ配りをした事があった。
概ね町を歩く男性というものは、サイボーグのように無表情なのだけれど、何と!あの仏頂面オヤジが笑顔で受け取っているではないか!
その上、子供は駆け寄ってくるし、おばあさんは「孫に」と言ってもう一枚!!!
あっという間にチラシは無くなったのである。

ここで言いたいのは、チラシ配りの効能ではない。
地域のみならず、あらゆるところでコミュニケーションの妨げとなるのが、「先入観」による「見えない垣根」である。
ローカルヒーローは、人が無意識に作る「見えない垣根」を、なんなく超えることができるだけでなく、人々に「笑顔」をもたらすのだ。

ならば、着ぐるみでもコスプレでも同じだろうか?
違いは「地域」である。
だれでも自分が暮らす町が、明るく楽しく快適であってほしい筈だ。
だが、これまでの「町づくり」の多くは、トップダウンの「再開発」や「イベント」で、結果的に「市民の意見」がどれだけ反映されたかを問われることは少ないようだ。
きれいなビルができて大きなショッピングセンターができても、世間話をしながら少量を買える小さな店が消えたり、人々が流入して賑わっているようでも、渋滞がひどくなった…という例があまりにも多い事に気付く。
あれ?一部の建設業やイベント会社だけが、喜ぶだけじゃん!これって「町づくり」?

愛国心には程遠くても、オリンピックで日本の勝利に喜びを感じるように、そこに暮らす人々の心には、「町」への愛着が必ず潜んでいる。
発足間もない頃、一人のメンバーが電車の中で聞いた話を、報告してくれた事がある。
電車が狛江にさしかかる頃、二人連れの若者が「狛江ってさ、コマレンジャーってのがいるんだぜ、知ってた?」「へぇ、ヒーローがいるんだ、いいなぁ…、俺のとこにもできないかな」。これを聞いたメンバーは、狛江をすごく自慢に思えたそうだ。

「町づくり」に欠かせないものは「予算」ではなく、数値では計る事のできない「愛着」や「誇り」なのだと思う。
「地域」というくくりにこだわるローカルヒーローは、これを喚起し「前向きな先入観」を生み出すツールとして最適なのである。


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